ハル子はウロコインコの女の子で10才です。
私はハル子のことが大好き!
見た目も性格も匂いも体温も、何もかもが大好き!
ハル子は私のことを「うろちゃん」と呼びます、が、時々教えてもいないのに「うろ」と呼ぶこともあります。
きっと私がハル子のことを「ハル子ちゃん」や「ハル」と呼ぶことから学習したのか知れません。
か、賢い、我が子ながら…。
そして、ハル子は私に甘える時、私の手の指をくわえて自分のお腹に押し付けて「抱っこして」のようにしたり、私がその指や手を離すと「うろ!」と言って怒ることもあります。
か、かわいい、我が子ながら!
実はここ1~2年で気付いたのが、ハル子のその甘えかたや雰囲気が、35年前に亡くなったNに似ているということ。
なんて言うか…タレ目のところとかも、笑。
実家の母にそれを言ったら「Nちゃん、憶えてるよ~。Nちゃんはハルちゃんに生まれ変わったのね。そして、うろちゃんの側に居てくれるのね」と泣いてしまいました。
軽度認知障害と診断された母、直近のことは忘れることが多くなったけれど、Nのことを憶えていてくれて嬉しかった。
ありがとうね、おかん。
でもでも、ハル子がいつもいつもNに似ている訳ではなくて。
だから時々ハル子がNっぽくなると「お、来たか!」という気持ちになります。
あーこんな風に話してると、Nに会いたくなっちゃた。
よく言う『寄り添う』。
それってどんな風?と思った時に、思い出すのは高校生の頃のNの態度。
無気力になっていた私に、つかず離れず、自分の気配を完全に消すことなくそーっとしていて、でも振り返ればそこにじゃーんと居てくれて、でもどうしても離れなければならなくなった時にはその理由ちゃんと「うろ、私、実習が始まるから一緒に登校出来なくなるけど、ちゃんと学校に行くんだよ」と伝えてくれて。
Nとは同じ小中高校で、中学から同じクラス同じ部活で、高校では私は普通科でNは看護科。
亡くなった時、Nは看護師さんでした。
私にとってあれが、寄り添ってもらった、という感覚だと最近気付いた。
ありがとうね、N。
Nに会いたいなー会いたいなー。